ナチュラルなお部屋づくり雑記帳

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猫の脂肪細胞腫(発見から手術・術後・費用など)

我が家のチャコさんは、肥満細胞腫という腫瘍が左足にできて摘出手術しました。肥満細胞腫は皮膚型と内蔵型があり、皮膚型は猫さんの皮膚に発生する腫瘍の中で2番目に多い腫瘍だそうです。悪性と良性があると言われますが、あくまでも分類は悪性腫瘍です。単発で発見される皮膚型で再発が少ない種類のものは良性と言われることが多いようです。幸いにチャコさんも再発の少ないタイプと診断されて、これまで元気に過ごしています。病気が分かった経緯から費用、術後の様子などについて記します。

しこり発見

旦那さんがいつものようにソファーの上に横になっているチャコを撫で撫でしたあと、抱き上げて体を触っていました。「あれっ、チャコの足に何かある」と旦那さん、二人で確認しようとしましたが、毛むくじゃらだし、足を触られて嫌がるのをなだめながら再確認をするのは大変でした。でも、やはりありました。中心が盛り上がった直径1㎝弱ぐらいの小さなしこりが!そのときは、何かおできでもできたのかなくらいの認識でしたが、翌週にしっかり病院で診てもらいました。

肥満細胞腫の診断

病院へき直ぐ検査

チャコさんは、病院でいつもお利口に大人しくしています。(ビビりで微動だひとつしないとい言ったほうがよいかもしれません( ;∀;))チャコの担当医は女医さんです。「いやーよく見つけましたねぇ」と褒められたのを覚えています。休みの日に猫と一緒にまったりと過ごす猫おじさんの旦那さんに感謝です。

即、しこりに針を刺して細胞診。すぐに顕微鏡で見て脂肪細胞腫と診断されました。摘出して病理検査に出すと確定診断が出ると言われました。突然のことで、すぐ手術しますと言えず、また後で連絡しますと伝えました。

そのとき、病院から脂肪細胞腫について説明されたコピーをもらいました。コピーには脂肪細胞腫のグレードによる予後について書かれていました。人間は5年生存率というけれど、猫さんの場合は6カ月生存率が目安なんだということを知りました。グレードによっての6カ月生存率の確率が書かれていました。

予後不良だと一緒にいられるのは半年だけ・・・。まだ、5歳なのになぜ?高齢猫に多い病気です。皮膚にできる腫瘍はグレードの低いものが多いということを信じて、術後の病理検査の結果が分かるまでとても不安な日々を過ごしました。

肥満細胞腫摘出手術

土曜日の午後手術で、その日は朝ご飯なしで来てと言われました。チャコは保護猫で、生後4か月のときに我が家にやって来ました。月齢が若いけれど技術があれば大丈夫ということで、我が家に迎え入れる前の保護団体にいるときに、すでに避妊手術を終えていました。ですから、朝ご飯抜きというのは初めての経験でした。どれだけニャオニャオ鳴かれるかと覚悟をしていましたが、ご飯タイムを過ぎると鳴かなくなりました。午前中に預けて、夕方の外来の時間に引き取りに行く日帰り手術でした。

手術は無事に終わり、きれいに取り切ることができたと説明がありました。

病理検査の結果

病理検査の結果は肥満細胞腫で確定。高分化のタイプでグレード1でした。悪性度が低いものです。報告書には“腫瘍境界は比較的明瞭で取り切れています。検索した範囲内では脈管侵襲は認められません”と書かれ、顕微鏡の画像も添付されていました。
結果は1週間くらいで分かりました。

術後は大変

全身麻酔から覚めて…

夕方の外来の時間内18時過ぎにお迎えに行き、まず先生の姿を見て驚きました。半袖だったのですが、確か両腕だったと思います。引っかき傷の流血の跡が凄かったのです。「もしかして、うちのチャコがやっちゃいました?」と聞くと、いつもと変わらず「ハイ、でも噛まれるよりいいんですよ」と笑っていました。何度もこの病院に通っていますが、先生のか細い腕が傷だらけだったのを見たのは、初めてでした!麻酔から覚めて結構暴れたと看護婦さんから聞いていましたが、こんなことになっているとは!もう、何時間も経っているのに、今引っかかれましたのような生傷。申し訳ない気持ちでした。チャコさんは、決して人を引っ掻くことのない猫なのですが・・・。相当麻酔が覚めて興奮したのでしょうね。

そして、チャコさんとご対面。初エリザベスカラーを付けられていました。興奮はもう治まっているように見えました。

エリザベスカラー

家に戻ってきて、ケージから出すとのたのたとふらつきながら歩きだしました。エリザベスカラーのせいで感覚が分からず後ずさりしたり、回りながら歩いていました。
でも、さすが猫。2日くらいで慣れて階段も上手に上り、ジャンプで高いところに乗ったり、自分の身体も頑張って首を伸ばして舐め舐めお手入れをしていました。

 

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エリザベスカラーを付けて布団に乗ったら…

薬を飲まない!

手術をしたので抗生物質をもらいました。注射もありますがどうしますかと聞かれて、毎日打ちに来なくてはいけないのかと勘違いして、頑張って飲ませてみますと言ってしまったのです。家では悪戦苦闘、小さな錠剤を4等分くらいにして口に入れようとするのですが、2回目以降、口を真一文字に閉めて絶対に開けてくれません。その後は捕まえるのも一苦労。いつも「まんまだよ!」と言うと「ニャオ」と嬉しそうに返事をするチャコさん、「まんまだよ!」と言いながらおやつを見せ、おやつではなく薬を口の中に何とか押し込み、直後におやつも放り込むなどしてみましたが、薬のみを吐き出されたりして大変でした!傷を見せに行ったときに薬を飲ませるのが大変だと伝えて、抗生物質の注射に変えてもらいました。1回打つだけでした!なんだ、こんなに楽なら最初から注射を選択しておけばよかったと後悔しました。

傷口が開く!

エリザベスカラーにもすっかり慣れて、器用に体のお手入れに余念がありません。傷は気になるようでした。術後1週間で傷口を見た先生に「若いからすぐにキレイになるね」と言われていたのですが。術後10目位だったでしょうか、気づいたら縫った糸がところどころ切れて血が滲んでいました。これは大変、また麻酔をかけることになると思いすぐに病院に行きました。応急処置で済みましたが焦りました。病院でエリザベスカラーを替えましたが、通販でもチャコに合いそうなしっかりした物を購入しました。2週間を過ぎて無事に抜糸ができました。傷もあっという間にきれいになり、どこを切ったのか分かりません。まあ、毛むくじゃらなので分からないということもありますが。

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糸が切れています…

脂肪細胞腫手術費用

1日目 4,860円(再診料・皮下注射料・細胞診)
2日目 54,732円(再診料・入院・注射料・麻酔・腫瘍摘出術・検査一式・
                                薬など)
3日目 2,052円(再診料・薬)
  ※腫瘍摘出術…12,960円  病理検査…10,800円 
           血液・血球検査…9,820円

入院といっても日帰り手術、何日も入院したわけではないので、思ったほど費用はかかりませんでした。

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